アロマ アンド ライフ シリーズでは
体や心の不調時などに
そっと寄り添ってくれる植物さんのエキスであるアロマ精油を
紹介していきます。
今回は ゼラニウム
こんな方におすすめ
- 不安や孤独を抱えている方
- ついイライラしてしまいがちな方
- PMS(※)や更年期の不調に悩んでいる方
- 忙しくてギスギスした毎日で、心にうるおいが足りないと思った方や、感受性UPしたい方
※PMSとは、月経前のイライラや情緒不安定、胸の張り、むくみ、体重増加など、精神的あるいは身体的症状のことで「月経前症候群」のことです。
このようなお悩みを抱えている方には、ゼラニウムをおすすめします。
特に女性の方で、生理前や更年期などホルモンのバランスにより
家族にイライラをぶつけてしまったりしたことはありませんか?
心ではわかっているのに、止められず感情的になってしまう。。
または、意味もなく不安や孤独感に押しつぶされてしまいそうになること、
人間ならばそんな時もあるのではないでしょうか。
そんなときには、ゼラニウムをどうぞ♪
女性ホルモンのバランスを整えてくれたり心と身体のバランスも保ってくれますよ。
ゼラニウムってどのような精油なのか
その効果や、歴史、心と体にもたらしてくれるものとは?
早速 見ていきましょう。
【ゼラニウム】
バランスをとるベーシック精油BEST8 にも属します。
【バランスをとるベーシック精油BEST8】
どんな香り?
ローズに似て、ふんわり甘く、爽やかさを含んだフレッシュなフローラルの香り
心へのアプローチ
不安な気持ちや緊張をやわらげて、心を明るく元気にします。
精神的なバランスを取り戻し、ストレスを減少させます。
鎮静と高揚の両方の作用を持つ精油です。
体へのアプローチ
女性ホルモンの調整作用(特に生理痛や生理不順、月経前症候群(PMS)、更年期の症状を緩和)。利尿作用により、体内の毒素を排出してむくみを抑えます。
※ 妊娠中は避けること。
肌へのアプローチ
皮脂分泌のバランスを整えるので、ニキビやセルライト予防や、老化の進んだお肌のお手入れ、また水虫の治療にもおすすめです。
※ 敏感肌への刺激あり。
キーワード
情緒、安心、幸福感、感受性
ゼラニウムとは
学名:Pelargonium graveolens
科名:フウロソウ科
原産地:南アフリカ、エジプトなど
抽出部分:花、葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
ノート:ミドルノート
原料:ギザギザの葉をもち、ピンク色の花を咲かせる低木。傷やスキンケア、腹痛などの緩和に古くから使われてきた。
相性のよい精油:オレンジ・スイート、パチュリ、ベルガモット、ラベンダー
チャクラ:第2、第4
第2チャクラに共鳴する精油は催淫作用(さいいん作用※)のあるものが多いです。官能性、忍耐力をつける。生きる喜びを感じさせる。
第2チャクラを整える アロマ
クラリセージ、サンダルウッド、ジャスミン、ジンジャー、イランイラン、ゼラニウム、パチュリ、ミルラ、ベチパー、ローズ
第4チャクラに共鳴する精油は、グリーンやピンクと共鳴します。自分をあるがままに受け入れる。身体と精神を結びつける。
第4チャクラを整えるアロマ
ゼラニウム、パイン、ローズウッド、ローズなど
※ 催淫作用(さいいん作用※)…性欲を高め、気分を高揚させる作用のこと
部位:腎臓、副腎
季節:冬
時間:夜
人生:壮年期(40歳から65歳頃)
ゼラニウムの歴史
アフリカで何世紀もの間、傷薬あるいは悪霊払いの道具として、生活の中で利用されていた植物です。ヨーロッパに持ち込まれたのは、17世紀ごろで、南フランスグラース地方で革製品のにおいを消す香料として、セラニウムの栽培が始まりました。また、ピンク色の花を咲かせるので観賞用として一般家庭のお庭に植えられていた人気の植物です。18世紀初頭、フランス人化学者による蒸留法が成功し、以来、香水の原料や石けん、シャンプーなどにも用いられています。
ゼラニウム 使用例 レシピ紹介
ゼラニウムを、どのように使ったらいいのか、
その精油の特徴を活かした使用例、レシピを紹介していきます♪
月経前症候群のあなた(入浴)
ゼラニウム3滴 ラベンダー2滴
バスタブに2種類の精油を落とし、よくかき混ぜてゆっくりと入浴しましょう。生理前に起こる、不安感やイライラをしずめてくれます。
孤独を感じているあなたへ(芳香浴)
ゼラニウム1滴 パチュリ1滴 ベルガモット1滴 ホホバオイル15ml
植物油(ホホバオイル)に3種類の精油を加えてマッサージオイルを作ります。これを耳たぶや首すじ、手首などに塗りましょう。先へ進む元気を与えてくれます。
肌の老化(スチーム)
ゼラニウム2滴
洗面器に熱湯を入れ、1〜2ふん冷ましてから精油を落とします。頭からバスタオルをかぶり、蒸気をお顔に当てましょう。その後はお顔を軽く拭き、保湿を。お肌の衰えが気になったら、肌細胞の成長を促す働きのあるフェイシャルスチームをしてみてください。
精油からのメッセージ
あなたが最近一番感動したことは何ですか?
涙を流したのはいつが最後でしょうか?
ストレスや働きすぎで、
そんなことを意識する余裕がないのはよくわかります。
だからワタシと一緒に、
ほんのひととき、美しい夢の世界へ行きましょう。
頭ではなく、心で感じること、
たとえば美しい色や音の響き、
心地よい香りややさしい手触りのひとつひとつに、意識をむけてみましょう。
そうして、内側から豊かな感情が湧いてきます。
そして表情もやわらかくなってきます。
がんばらなくていい、強くなくてもいいのです。
感受性や創造性が再生されたあなたは、
ヴィーナスのような愛と美で満ち溢れていくでしょう。
おまけ
私自身、アロマを知ったばかりの頃、実はゼラニウムだけが苦手な香りでした。効能を調べると、女性ホルモンの調整作用がメインなんですよね。私は30〜40代に婦人科系の手術を2回しています。若い頃は生理前後の頭痛、生理中の腹痛もひどかったです。つまり自分に必要な香りだからこそ苦手だったのかなって、今にして思います。とあるアロママッサージを受けたとき、アロマの中にゼラニウムが入っているってわかったのですが(苦手だからか^_^;)ローズとブレンドされていて、心地よい香りに感じました。しかも生理直後という身体の状態もあり、すんなりと「あ、いい香りだな」と思えたのです。それからゼラニウムが苦手ではなくなりました。オリジナル香水にブレンドしています♪
まとめ
かわいらしいピンク色の花を咲かせるゼラニウム。
そんなゼラニウムの香りは心身にうるおいを与えてくれます。
やさしくて湿度のあるこの香りを感じていくと、
自分の中にある情感や情緒を呼び起こし、内面からの豊かさを感じられるようになります。
女性にとって、その豊かさは女性らしいやわらかさを生み、
人を受け入れられる許容の幅を広げてくれます。
男性にとっても貴重な香りで、内なる男性性と女性性とのバランスを取り、
情緒を安定させてくれるでしょう。
日々がんばりすぎて 乾いてしまった心を優しく癒し、
そして、あなたの人生を色鮮やかに彩ってくれるでしょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございます!
あなたの人生がより一層光り輝きますように
ちさと作 ギュスターヴ・モローの模写